ホームエレベーターのミニ勉強会開催しました。
平成25年10月9日に“たろうの店 きごころ”にて、ホームエレベーターのミニセミナーを開催しました。
今回はプロの方が対象のセミナーでした。3社4名の工務店様のご参加をいただきました。
講師は、パナソニックホームエレベーターの池西様。ホームエレベーターを取り巻く環境、業界動向、リフォームの場合の留意点、そして当然ですが、自社商品のPRという内容でした。
ホームエレベーター採用の新築とリフォームの比率は7:3で、やはり新築時に提案採用される場合が多いようです。
また、設置の場合の留意点としては新築も同じですが、リフォームの場合もエレベーターの確認申請が必要なことです。ただし、木造2階の戸建住宅(木造4号建築物)に限り、地域によっては手続きが簡単で、比較的簡単に設置できる場合があります。
計画されているお家の地区によって異なるため、予め確認しておく必要があります。
京都府や兵庫県の大半の地域や奈良市などは、木造4号建築物に限り今のところ届け出の必要はなくてもOKということです。
大阪府では八尾市、岸和田市や箕面市は同様ですが、大阪市はことさら厳しいようです。これはおそらく過去に違法建築物が多かったことや耐震化率の低い建物が多いことが原因ではないかと思います。
パナソニック製品のPRポイントとしては、業界トップ水準の電気代で、1か月あたり340円や、床下ピットスペースの深さが業界最小の200mmという商品もあるというところです。一般的なピット深さは550mmですが、この前の京都嵐山の水害時に床下浸水でも被害に遭ったエレベーターもあったそうです。
また、自立鉄塔付きホームエレベーターも発売されました。構造計算が不要な場合もあり、リフォームでも採用しやすくなっています。ただし、受注後約40日かかるそうです。
小規模建築物用としての小型エレベーターは、小規模な高齢者福祉施設への採用率が高まっているそうです。
ホームエレベーターはお施主様にとって、決して安いものではありませんし、メンテナンスも必要になってきます。でも、高齢社会の環境にあって採用率は高くなっています。そのため、昔に比べればお手頃になる傾向です。
業者側にとっては、特にリフォームの場合、既存住宅の状態や書類関係、立地地区の行政対応など確認事項はありますが、情報を得れれば、メーカーの現地調査、責任施工という利点もあります。比較的、リフォーム時にも取り組みやすいアイテムではないでしょうか。
“たろうの店 きごころ”ではいす席の場合、多くても10名前後なので、少人数でのセミナーになります。なので、講師のお話の途中でもご質問がしやすいので、疑問点がその時に解決できます。会話のある勉強会になるようです。
台風が通過するかどうか、数日前からやきもきしましたが、当日の午後は晴れて風もなくほっとしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。講師、弊社スタッフ3名合わせて8名のミニセミナーでした。
次回は、11月19日、pm4時から「木材利用ポイント」の勉強会を開催します。国の予算金額410億円でスタートした制度ですが、まだまだ普及していないのが実情です。
ニーズは本当にないのか、PR不足なのかによって、ビジネスとして勝機をつかむチャンスかもしれません。ふるってご参加ください。
|