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平成23年9月の業界情報 (先月の動向) 
 
(1)	奈良の木の家づくり補助事業 ― 10月28日まで利用計画募集 
        最大965,000円助成   木造軸組み工法など5条件 
   奈良県では、今年も県産材(奈良県地域材認証材)を構造材に一定量使用した木造1戸建ての専用住宅を県内で新築する場合、建築主を対象とした補助金を交付します。 
(2011年7月27日 林業新聞社記事より抜粋) 
 
(2)	大阪にも津波が来るの!? 
   東日本大震災と同じマグニチュード9.0クラスで起きた場合、大阪府内平野部の大半が浸水被害を受ける可能性があることが専門家の試算で明らかになりました。 
   大阪湾に侵入する津波の高さは5.5mとなり、紳士卯被害は大阪市周辺など計16市前後に及びそうです。津波が淀川などをさかのぼるからです。 
   被害が深刻なのは大阪市で、上町台地を除くほぼすべてが水没する恐れです。 
   過去の地震で大阪に津波が来たことも、古くからの文献や遺構によって明らかになってきました。 
   大阪を襲った安政南海地震(1854年)の津波被害の教訓を記した石碑が大阪市浪速区の木津川に架かる大正橋のたもとにあります。 
   津波が川を逆流、多くの橋が落ち、建物が流されるなどで数千人が水死しました。 
   大阪にこれほどの津波が来るような地震の想定震度は5〜6程度となっていて、家屋の倒壊による被害も甚大になると予想されています。 
(2011年8月1日 大阪木材仲買協同組合記事から抜粋) 
 
(3)	「森林・林業基本計画」を閣議決定 − 平成32年に自給率50% 
   平成27年の木材供給量2,800万m3、平成32年は3,900万m3と目標値を定め、森林・林業再生プランが掲げている木材自供率50%以上を達成する内容になっています。 
(2011年8月3日 林業新聞社記事より抜粋) 
 
(4)	戸建て注文住宅取得者 − 35〜39歳が26%と最高水準 
           世帯年収、昨年に続き減 
                     ローンは固定型が増加 
   住宅生産団体連合会が取りまとめた「2010年度戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果です。 
   世帯主(住宅取得者)の年齢は、今年度は平均41.1歳と昨年度より若年化し、「35〜39歳の割合」が26%でした。反面、55歳以上は低落傾向です。 
   世帯年収も昨年に引き続き41万円減少。住宅取得費も848万円から807万円に減少しました。 
   住宅ローン利用者の金利タイプは、「全期間固定型」が38.7%で大幅に割合を占めました。 
   持家の戸建てとマンションが計38.1%と減少しました。賃貸住宅と社宅の1次取得者が56.3%と増加しました。 
   昨年度に引き続き「建て替え」29.6%と減少する一方、「土地購入・新築」が49.1%と増加しました。「買い替え」は6.1%とわずかに減少しました。 
   戸建て注文住宅の建築費は3,148万円で昨年度よりも低下。土地代を加えた住宅取得費も4,355万円と低下しました。建築費の1m2単価は24万円で、昨年度から0.4万円低下しました。 
(2011年8月10日 林業新聞社記事より抜粋) 
  
(5)	前年比で3ヶ月連続増 − 6月の新設住宅 
           近畿圏持家過去最低   首都圏マンション好調 
   6月の新設住宅着工戸数は72,687戸で前年同月比5.8%増となり、3ヶ月連続の増加ですが、6月としては過去3番目の低水準でした。 
     季節調整済み年率換算値も817,000戸で前月比0.2%増でした。 
   持家は6月としては過去2番目の低水準で、2ヶ月連続で減少しています。 
     貸し家は9ヶ月ぶりに増加しました。 
     マンションは5割近くの増、戸建て分譲は5.6%増でした。 
   6月の首都圏のマンション着工は対前年同月比92.4%増で、昨年9月以来の大幅な増加が続いています。このところの着工戸数は首都圏マンションに支えられている格好です。 
   被災3県の着工戸数は15%減でした。4月や5月に比べると改善されています。 
   近畿の着工数対前年同月比は、兵庫16.1%増、大阪12.9%増、京都11%増でしたが、滋賀13.6%減、和歌山18%減、奈良33.2%減でした。 
     東京は11.3%増、愛知は7.7%減でした。 
(2011年8月10日 林業新聞社記事より抜粋) 
 
 
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