その28 杉のような軟らかい木は、フローリングには適さない? 杉のような軟らかい木は、フローリングには適さない? フローリングの機能としては、「荷重を支える強さ」と「歩き心地の良さ」が大切です。 「歩き心地の良さ」には、適度の弾性、滑りにくさ、保温性、肌触りが関係してきます。 また、汚れにくさ、傷つきにくさも性能として望まれることです。使用する場所によって、湿気の多少、居住者の歩行頻度、汚れやすい箇所かどうかを考えることも大切です。 フローリングはある程度の硬さと磨耗に対する抵抗性が大きいことが必要です。そのため比重が0.6〜0.7程度の広葉樹材を使うことが多くなります。また、桧やパインのようなやや比重が大きい針葉樹材も好まれます。 杉や桐のような軽軟な材は熱伝導率が低いために、温かみがあるといって好む人もいます。板の厚みを増すか、下地板をたわみにくいものにすれば歩行感は良くなるでしょう。 (2011年3月1日 大阪木材仲買協同組合記事から抜粋) ←気がかり通信の目次 △ページの先頭
杉のような軟らかい木は、フローリングには適さない? フローリングの機能としては、「荷重を支える強さ」と「歩き心地の良さ」が大切です。 「歩き心地の良さ」には、適度の弾性、滑りにくさ、保温性、肌触りが関係してきます。 また、汚れにくさ、傷つきにくさも性能として望まれることです。使用する場所によって、湿気の多少、居住者の歩行頻度、汚れやすい箇所かどうかを考えることも大切です。 フローリングはある程度の硬さと磨耗に対する抵抗性が大きいことが必要です。そのため比重が0.6〜0.7程度の広葉樹材を使うことが多くなります。また、桧やパインのようなやや比重が大きい針葉樹材も好まれます。 杉や桐のような軽軟な材は熱伝導率が低いために、温かみがあるといって好む人もいます。板の厚みを増すか、下地板をたわみにくいものにすれば歩行感は良くなるでしょう。 (2011年3月1日 大阪木材仲買協同組合記事から抜粋)