その1 「木造住宅における耐震壁」 木造の代表的な住宅には木材で柱や梁の骨組みをつくる木造軸組工法住宅とツーバイフォー住宅と呼ばれている枠組壁工法住宅があります。木造住宅というと、コンクリートや鉄でつくられた建物と比較して、地震、耐震、台風などの災害に対して何となく弱いという印象をもたれがちです。 しかしながら、近年の木造住宅は、強力な耐震壁と耐火性能と十分な耐震、耐風圧性能を備えており木造3階建ての住宅建設も可能となりました。 1−(1) 耐力壁とは地震や台風による水平力から建物の変形を抑える壁のことです。 木造の建物において骨となる軸組を柱と土台梁などで組立てただけでは、水平力に対して簡単に変形してしまいます。 そこで建物の変形を抑える方法として大きく2つの種類があります。 (1) 柱と柱の間に斜めの「筋かい」を入れたもの (2) 軸組全体に構造用面材を使用したもの(構造用合板など) ←安らぎ通信の目次 △ページの先頭
木造の代表的な住宅には木材で柱や梁の骨組みをつくる木造軸組工法住宅とツーバイフォー住宅と呼ばれている枠組壁工法住宅があります。木造住宅というと、コンクリートや鉄でつくられた建物と比較して、地震、耐震、台風などの災害に対して何となく弱いという印象をもたれがちです。 しかしながら、近年の木造住宅は、強力な耐震壁と耐火性能と十分な耐震、耐風圧性能を備えており木造3階建ての住宅建設も可能となりました。 1−(1) 耐力壁とは地震や台風による水平力から建物の変形を抑える壁のことです。 木造の建物において骨となる軸組を柱と土台梁などで組立てただけでは、水平力に対して簡単に変形してしまいます。 そこで建物の変形を抑える方法として大きく2つの種類があります。 (1) 柱と柱の間に斜めの「筋かい」を入れたもの (2) 軸組全体に構造用面材を使用したもの(構造用合板など)